「研修医マッチングの履歴書って何を書けばいいの?」「履歴書の志望動機で差をつけたいけど、どう書けばいい?」と悩んでいませんか?履歴書は選考の中で合否を大きく左右する重要書類なのに、具体的な書き方がわからず困っている医学生は多いですよね。
今回は、そんなマッチング履歴書に悩む医学生のために、見学用と本番用それぞれの履歴書の書き方や注意点を詳しく解説します。日本初のマッチング対策専門サイトTellmeduが、医学生の皆さんの声をもとに実践的なアドバイスをお届けします!
この記事を読めば、採用担当者の心を掴む履歴書の書き方がわかり、あなたの魅力を最大限アピールできるようになりますよ。マッチングで第一志望の病院に合格したい方は、ぜひ参考にしてくださいね!
マッチング履歴書の基本ポイント

履歴書はマッチングの第一印象を決める重要書類
履歴書は採用担当者があなたを知る最初の窓口です。ここでの印象が悪ければ、その後の面接でいくら頑張っても挽回は難しくなります。特に人気病院では多くの応募者の中から選考するため、履歴書の出来栄えで足切りされることも少なくありません。
履歴書で重視されるポイントは主に次の3つです:
- 丁寧さと清潔感(文字の読みやすさ、レイアウト、修正跡の有無)
- 内容の具体性と一貫性(あなたの強みや志望理由が明確か)
- 熱意の伝わりやすさ(なぜその病院を志望するのかが伝わるか)
これらに気を配り、採用担当者の立場に立って「読みやすく、あなたの魅力が伝わる」履歴書を作成しましょう。履歴書一枚で「この人と一緒に働きたい」と思わせることが成功への近道です。
見学用と本番用で履歴書の目的が異なる
マッチングでは、病院見学用の履歴書と実際の採用試験用(本番用)の履歴書があります。この2つは目的が異なるので、書く内容も変わってきます。
【見学用履歴書の目的】
- 基本情報を伝える(氏名、連絡先など)
- 最低限の志望動機を伝える
- 病院との接点をつくる
見学用の履歴書は「詳しく知りたいから見学に来ました」という立場なので、志望動機は簡潔に書くだけでOKです。
【本番用履歴書の目的】
- あなたの強みや経験を具体的に伝える
- 病院の特徴に合わせた志望動機を伝える
- 他の応募者との差別化を図る
本番用は「ぜひここで研修したい」という熱意とともに、あなたの強みや成長ストーリーが伝わる内容にする必要があります。
志望動機や自己PRを書く量も大きく違いますので、それぞれの目的を理解して作成しましょう。
履歴書作成前の準備とチェックリスト
履歴書を書き始める前に、まず準備すべきことがあります。慌てて書くと誤字脱字やレイアウトの崩れの原因になるので、次のチェックリストを参考に準備しましょう。
【履歴書作成前の準備チェックリスト】
- 病院の正式名称、住所、採用担当部署名を確認
- 履歴書のフォーマット(指定がある場合)を入手
- 黒色のボールペンを用意(消せるボールペンは避ける)
- 下書き用の原稿用紙やメモ帳を用意
- 印鑑を用意(朱肉を使った状態でしっかり乾かす)
- 証明写真を用意(3ヶ月以内に撮影したもの)
- 自分の経歴を時系列で整理(年月まで正確に)
また履歴書を書く前には、万が一失敗した場合に備えて、複数枚の履歴書を用意しておくことをおすすめします。書き損じたら修正液などで直すのではなく、最初から書き直すのがマナーです。
「マッチング完全対策パック」では、履歴書作成のテンプレートや自己分析ワークシートなど実践的な資料を多数ご用意しています。効率的に履歴書対策を進めたい方は、ぜひご活用ください。
病院見学用の履歴書の書き方

見学用履歴書の基本情報の書き方
病院見学用の履歴書は、初めて病院側があなたを知る重要な書類です。基本情報は正確に、丁寧に記入しましょう。
まず、履歴書の日付は提出予定日か見学予定日を記入します。西暦、和暦どちらでも構いませんが、履歴書内で統一しましょう。
氏名欄は楷書でハッキリと書き、フリガナも忘れずに記入します。印鑑は事前に押しておくと、書類完成後に失敗するリスクを避けられます。
住所は都道府県から書き始め、マンション名や部屋番号まで記載します。連絡先は確実に連絡がつく電話番号とメールアドレスを書きましょう。メールアドレスは携帯のものよりも、PCメール(Gmail等)の方が好ましいです。
学歴・職歴欄の記入例:
学歴
平成XX年3月 ○○県立○○高等学校 卒業
平成XX年4月 ○○大学医学部医学科 入学
令和XX年 ○○大学医学部医学科 在学中(5年)
浪人や留年がある場合も正直に記入しましょう。隠してもほとんどの場合わかりますし、誠実さを欠く印象を与えてしまいます。
写真は3ヶ月以内に撮影した証明写真を使用します。スピード写真は避け、写真館で撮影したものを使うと印象が大きく変わります。写真の裏には撮影日と氏名を記入しておきましょう。
見学用履歴書の志望動機はどう書く?
見学用の履歴書における志望動機は、「なぜ見学に来たのか」を簡潔に伝えれば十分です。長々と書く必要はなく、本番用の志望動機よりもかなり簡略化して構いません。
見学用志望動機の例文:
貴院のホームページや病院説明会で研修プログラムの特徴を知り、
チーム医療を重視した研修体制に非常に魅力を感じました。
実際の研修の様子や病院の雰囲気を自分の目で確かめるために
見学させていただきたく存じます。
特に人気病院の場合、「第一志望です」というストレートな表現はまだ避け、「非常に関心を持っています」程度の表現が無難です。見学時点では選考対象ではないため、「熱意をあまり見せなくては」と焦る必要はありません。
このように、情報源(ホームページ、説明会など)と、何に興味を持ったかを簡潔に記入します。あまり具体的に書きすぎると、見学後に気持ちが変わった場合に、本番の志望動機と矛盾してしまう可能性もあるので注意しましょう。
見学用履歴書の免許・資格、趣味・特技欄
見学用履歴書の免許・資格欄には、取得している資格を記入します。医学生の場合、多くはないかもしれませんが、次のようなものがあれば記入しましょう。
記入例:
令和3年8月 TOEIC 800点
令和4年6月 普通自動車運転免許取得
TOEICや英検などの語学資格は、点数や級が高いもののみ記載します。目安としては、TOEIC 750点以上、英検であれば準1級以上が好ましいでしょう。それ以下の場合は、無理に記載する必要はありません。
趣味・特技欄は、あなたの人間性や価値観が伝わるものを1〜3つ程度記入します。医療に関連するものや、チームワークを示すものが特に良いでしょう。
趣味・特技の良い例:
- マラソン(体力や持続力をアピール)
- 管弦楽部での演奏経験(協調性をアピール)
- ボランティア活動(社会貢献への意識をアピール)
趣味・特技の避けたい例:
- ギャンブル系(麻雀、パチンコなど)
- 過度な飲酒をイメージさせるもの
- あまりにもマイナーで説明が難しいもの
面接で話題になることも多いので、実際に話せる内容を書きましょう。「〇〇年間続けている」など、継続性を示すと好印象です。
見学用履歴書はあくまで窓口。本番に向けての布石と考え、最低限の情報を正確に伝えることを心がけましょう。
「マッチング完全対策パック」では、いますぐ使える便利な見学用履歴書作成のテンプレートをご用意しています。ぜひご活用ください。
本番用の履歴書の書き方

本番用履歴書は最強の武器になる!
本番用の履歴書は、マッチングにおいて最も重要な書類の一つです。適切に作成すれば、あなたの魅力を最大限アピールする「最強の武器」になります!
本番用履歴書の重要性は次の点にあります:
- 面接官の質問の土台になる:面接では履歴書の内容をもとに質問されることが多いため、話を展開しやすい内容にすることで面接をコントロールできます
- あなたの人物像を伝える最初の機会:多くの応募者の中からあなたの個性や魅力を伝える貴重なチャンスです
- 選考の合否を大きく左右する:特に倍率の高い人気病院では、履歴書の段階で選考が行われることもあります
本番用履歴書は見学用と違い、より具体的かつ戦略的に作成する必要があります。「自分という商品を最大限魅力的に見せる営業資料」だと考えて、じっくり時間をかけて作成しましょう。
特に志望動機と自己PRは、あなたの個性が最も表れる部分です。コピペや一般的な内容ではなく、あなただけの独自性を出すことが重要です。
「マッチング完全対策パック」では、もちろん本番用の履歴書テンプレートもご用意しています。ぜひご活用ください。
印象に残る自己PRの書き方
自己PRは、あなたの強みや人柄を伝える重要な欄です。ただ単に「私は〇〇な人間です」と特徴を列挙するのではなく、具体的なエピソードを交えながら説得力のある内容にしましょう。
効果的な自己PRの書き方は以下の構成で作成するとわかりやすくなります:
- 結論(強み):あなたのアピールポイントを最初に明示
- 根拠(エピソード):その強みを裏付ける具体的な経験
- 医師としての活かし方:その強みが研修医としてどう活きるか
例えば、「継続力と向上心がある」という強みをアピールする場合:
私の強みは継続力と向上心です。大学1年次からテニス部に所属し、
練習後も必ず100球の素振りを4年間欠かさず続けました。
その結果、無名だった私が主将として全国大会出場を果たすまでに成長できました。
この諦めない姿勢と日々の積み重ねを大切にする姿勢は、
研修医として日々の診療や勉強において必ず活かせると考えています。
このように具体的なエピソードを交えることで、抽象的な「継続力」という言葉に説得力が生まれます。
研修医として求められる資質(コミュニケーション能力、協調性、主体性、向上心など)に関連する強みを選ぶと、より印象に残りやすくなります。
また、マッチング完全対策パックでは、効果的な自己PR作成のためのワークシートを提供しています。自分の強みを客観的に分析したい方はぜひご活用ください。
病院を惹きつける志望動機の作り方
志望動機は、「なぜその病院で研修したいのか」を明確に伝える部分です。一般的な内容では印象に残りません。病院の特徴をよく理解した上で、あなた自身の価値観や目標と結びつけた独自の志望動機を作りましょう。
効果的な志望動機は以下の3要素を含むと良いでしょう:
- 病院の魅力:その病院の特徴や強みを具体的に挙げる
- あなたの目標・価値観:あなたが医師として大切にしたいこと
- マッチングポイント:病院の特徴があなたの目標達成にどう繋がるか
例えば:
貴院の救急医療に特化した研修プログラムと、多職種連携を重視した
チーム医療の実践に強く惹かれました。私は学生時代のボランティア活動を
通じて、多様な背景を持つ方々と協力して一つの目標に取り組む喜びを
知りました。貴院で様々な職種の方と連携しながら救急対応の技術を
磨くことで、どんな状況でも冷静に対応できる医師になりたいと考えています。
見学時に拝見した研修医の先生方の生き生きとした表情も、
私の志望の大きな理由です。
このように、「この病院」と「あなた」の接点が明確に示されていると説得力が増します。
避けるべき志望動機の例:
- どの病院にも当てはまる一般的な内容(「充実した研修プログラムに惹かれました」など)
- 立地や給与など条件面だけに言及するもの
- 病院のホームページに書いてある内容をそのまま引用しただけのもの
できるだけ見学で得た生の情報や印象を盛り込むと、実際にその病院を訪れた熱意が伝わります。「マッチング完全対策パックに含まれる「志望動機作成ワークシート」を活用すれば、効率よく魅力的な志望動機が作成できますよ!
学歴・経歴欄の適切な書き方
本番用履歴書の学歴・経歴欄は、基本的には見学用と同様に正確に記入します。ただし、より詳細に書くことで、あなたの経験や実績をアピールできる機会にもなります。
学歴欄の記入例:
学歴
平成XX年3月 ○○県立○○高等学校 卒業
平成XX年4月 ○○大学医学部医学科 入学
令和XX年 ○○大学医学部医学科 在学中(6年)
留年や浪人がある場合は正直に記入しましょう。隠しても必ず分かりますし、むしろ正直に書いた上で、その経験から学んだことを自己PRや面接で前向きに伝えた方が好印象です。
職歴がある方は、アルバイトではなく正式な雇用関係のものを記入します。医学部編入の方や社会人経験のある方は、その経歴をしっかり記載しましょう。特に医療系の職歴は積極的にアピールできる強みになります。
資格欄には、語学力(TOEIC、英検など)、医療関連資格(救命講習受講歴など)を記入します。点数や級が低いものは省略して構いません。
また、学内での活動実績として次のようなものがあれば記載を検討しましょう:
- 研究室での活動
- 学会発表経験
- 留学経験
- 学内の委員会活動
これらの経験は、あなたの積極性や探究心をアピールする材料になります。ただし、事実と異なる内容は絶対に書かないようにしましょう。面接で詳しく聞かれた際に答えられないと、信頼性を大きく損なうことになります。
履歴書作成時の注意点と対策

履歴書で避けるべき5つの失敗
履歴書作成時によくある失敗を知り、事前に対策しておきましょう。こうした小さなミスが、あなたの評価を下げてしまう可能性があります。
1. 誤字脱字・記入漏れ
最も基本的なミスですが、意外と多いのが誤字脱字と記入漏れです。特に病院名や担当者名の間違いは致命的です。必ず第三者にチェックしてもらうか、一度書いた後に時間を置いて見直しましょう。
2. 修正跡が残っている
修正液や修正テープの使用は絶対にNGです。書き間違えたら、新しい用紙で最初から書き直しましょう。そのため、余分に履歴書を用意しておくことをおすすめします。
3. コピペ感が強い内容
志望動機や自己PRが一般的すぎたり、病院のホームページの文言をそのまま使ったりすると、「コピペした」という印象を与えます。あなただけの具体的なエピソードを盛り込み、オリジナリティを出しましょう。
4. 写真の印象が悪い
スピード写真や不適切な表情(無表情すぎる、笑いすぎる)の写真は避けましょう。写真館で撮影した清潔感のある写真を使用することをおすすめします。
5. レイアウトが乱れている
字が枠からはみ出していたり、行間が不揃いだったりすると、全体的に雑な印象を与えます。下書きをしてから清書するか、事前に鉛筆で薄く線を引いておくと良いでしょう。
これらのミスは、あなたの能力とは関係なく評価を下げてしまう要素です。細部まで丁寧に作成することで、「細かいことにも配慮できる人」という印象を与えられます。
留年・浪人がある場合の対処法
留年や浪人の経験がある場合、履歴書での記載に悩む方も多いでしょう。結論からいえば、留年や浪人は正直に記載するべきです。隠しても、成績証明書や面接で必ず分かってしまいます。
留年・浪人の記載例:
平成XX年4月 ○○大学医学部医学科 入学
平成XX年4月 ○○大学医学部医学科 2年次留年
令和XX年 ○○大学医学部医学科 在学中(6年)
または
平成XX年3月 ○○高等学校 卒業
平成XX年 医学部受験準備
平成XX年4月 ○○大学医学部医学科 入学
重要なのは、留年や浪人の事実よりも、その経験からどう学び、成長したかです。履歴書の自己PR欄や面接で前向きに伝えられるよう準備しておきましょう。
留年・浪人経験をポジティブに伝える例:
- 「留年を機に学習方法を根本から見直し、その後の成績が大幅に向上しました」
- 「浪人時代に培った自己管理能力と粘り強さは、研修医として困難に直面した際も必ず活きると考えています」
大切なのは、過去の失敗を隠すのではなく、そこから何を学んだかを伝えることです。病院側も「完璧な人」ではなく、「困難を乗り越えて成長できる人」を求めていることが多いです。
マッチング完全対策パックでは、留年・浪人経験の伝え方についても詳しく解説しています。同様の経験をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
履歴書の印象を良くするための小技集
履歴書の印象を良くするための小さなテクニックをご紹介します。これらの「小技」を活用することで、同じ内容でも相手に与える印象が大きく変わります。
1. 書き出す前に印鑑を押しておく
履歴書を書き終えてから最後に印鑑を押すと、失敗するリスクが高まります。最初に印鑑を押し、乾かしてから記入を始めましょう。
2. 文字の大きさとバランスに気を配る
小さすぎず、大きすぎない文字で、行間や文字間のバランスを整えて書きましょう。特に志望動機や自己PRは、読みやすく整理された文章を心がけます。
3. 段落を分けて読みやすくする
長文になりがちな志望動機や自己PRは、適度に段落を分けると読みやすくなります。1つの段落に1つの要点を入れる意識で書くと良いでしょう。
4. 写真の裏に氏名と撮影日を記入する
写真の裏には必ず氏名と撮影日を記入しましょう。これは社会人としてのマナーであり、細かい配慮ができる人という印象を与えます。
5. 提出前に複写を取っておく
提出前に必ずコピーを取っておきましょう。面接対策の際に内容を確認したり、他の病院用の履歴書作成時に参考にしたりできます。
6. 専用のファイルに入れて提出する
履歴書を折り曲げずに提出できるよう、A4サイズのクリアファイルに入れて持参しましょう。汚れや折れを防ぎ、丁寧さをアピールできます。
これらの小さな配慮が、「細部まで気を配れる人」という好印象につながります。病院側は「この人が研修医になったらどうか」という視点で履歴書を見ているため、こうした基本的なマナーや配慮ができるかどうかも重要な判断材料となります。
履歴書提出から面接までの準備

封筒の正しい書き方と送付マナー
履歴書を郵送する場合は、封筒の書き方や送付マナーも重要です。このような細かい部分も評価対象になる可能性があるため、しっかりと準備しましょう。
封筒の選び方:
- A4サイズの書類が折らずに入る角2封筒を使用
- 白色の封筒が基本(茶色の封筒は避ける)
- 封筒は新品で、折れや汚れがないものを使用
表面の書き方:
- 右側に宛先を記入(〒マークから始め、郵便番号→住所→病院名→部署名の順)
- 宛名は「〇〇病院 研修医採用担当 御中」など
- 左下に「履歴書在中」と赤字で記入
裏面の書き方:
- 左下に差出人の郵便番号、住所、氏名を記入
- 大学名・学年も記載するとよい
- 左上に投函日を記入
送付時の注意点:
- 履歴書は折り曲げずに封入する
- 書類が複数ある場合は、クリップでまとめる(ホチキスは使わない)
- 追跡可能な方法(簡易書留など)で送ることをおすすめ
- 投函後、1週間程度経っても連絡がない場合は、丁寧に確認の連絡を入れる
封筒の宛名や差出人欄は、縦書きが基本です。丁寧な字で、誰が見ても読みやすく書きましょう。
マッチング完全対策パックでは、封筒の書き方見本や送付状のテンプレートも提供しています。初めて正式な書類を送る方も安心して使えるので、ぜひご活用ください。
履歴書の内容を面接でどう活かすか
履歴書に書いた内容は、面接でも必ず話題になります。面接官は履歴書をもとに質問を準備するため、履歴書と面接は密接に関連しています。ここでは、履歴書の内容を面接でどう活かすかについて解説します。
1. 履歴書の内容は必ず覚えておく
面接では「履歴書に書かれていることについて教えてください」と聞かれることがよくあります。自分が書いた内容を覚えておらず、スムーズに答えられないと印象が悪くなります。提出前に必ずコピーを取り、内容を再確認しておきましょう。
2. 深掘りされる準備をしておく
特に志望動機や自己PRに書いた内容は、掘り下げて質問されることが多いです。例えば、「なぜその経験が重要だったのか」「具体的にどのような行動をしたのか」など、より詳細な内容を聞かれる準備をしておきましょう。
3. 履歴書と矛盾する発言をしない
面接では緊張して、履歴書に書いた内容と異なることを言ってしまうこともあります。事前に自分の強みや志望理由を一貫性を持って説明できるよう準備しておきましょう。
4. エピソードを具体的に話せるようにしておく
履歴書に書いたエピソードは、面接で具体的に話せるようにしておきましょう。「いつ」「どこで」「何を」「どのように」「なぜ」という要素を含めて話せると説得力が増します。
5. 質問への答えを事前に準備する
履歴書の内容から予想される質問と、その回答を事前に用意しておきましょう。特に次のような質問は高頻度で出るため、準備しておくと安心です:
- 「志望動機についてもう少し詳しく教えてください」
- 「自己PRに書かれている〇〇の経験について具体的に教えてください」
- 「留年(浪人)の経験からどのようなことを学びましたか」
- 「趣味の〇〇について教えてください」
マッチング完全対策パックには、面接でよく聞かれる580問を超える質問集と模範回答例が含まれています。面接対策を徹底したい方は、ぜひご活用ください。
志望順位決定までに気をつけること
履歴書提出後、面接を経て最終的に志望順位を決定するまでには、いくつか注意すべきポイントがあります。
1. SNSの管理に気をつける
履歴書を提出した後も、病院側があなたをチェックする可能性があります。特にSNSの投稿には注意しましょう。「〇〇病院は第3希望」といった投稿や、医療者として不適切な内容の投稿は、評価を下げる原因になりかねません。
2. 病院からの連絡には迅速に対応する
履歴書提出後、病院から追加書類の提出や日程調整などの連絡が来ることがあります。こうした連絡には素早く丁寧に対応しましょう。返信が遅いと「やる気がない」と思われる可能性があります。
3. 複数の病院に応募する場合は情報管理を徹底する
複数の病院に応募する場合、それぞれの病院の特徴や志望理由を混同しないよう注意が必要です。病院ごとのノートを作るなど、情報を整理する工夫をしましょう。
4. 最終的な志望順位は冷静に決める
面接の印象や周囲の意見に流されず、自分が本当に研修したい病院はどこかを冷静に判断しましょう。以下の点を考慮すると良いでしょう:
- 研修プログラムの内容と自分の目標との一致度
- 病院の雰囲気と自分の性格との相性
- 研修後のキャリアパスの可能性
- 実際の生活環境(住居、通勤など)
マッチングでは「希望順位の登録ミス」が取り返しのつかないミスになります。最終決定前に必ず希望順位を再確認しましょう。
「マッチング完全対策パック」には、病院を自動で採点し比較するスプレッドシートも含まれています。客観的な指標で病院を比較したい方はぜひご利用ください。
まとめ・よくある質問

マッチング履歴書作成のまとめ
ここまで研修医マッチングにおける履歴書の書き方について詳しく解説してきました。ポイントをまとめると以下のとおりです:
見学用履歴書のポイント
- 基本情報を正確に記入する
- 志望動機は簡潔に書く
- 見学の意欲が伝わる程度の内容で十分
本番用履歴書のポイント
- 自己PRは具体的なエピソードを交えて書く
- 志望動機はその病院ならではの特徴と自分の目標を結びつける
- 学歴・経歴は正直に、かつアピールポイントを意識して書く
共通の注意点
- 誤字脱字、記入漏れがないか確認する
- 修正跡を残さない(書き直す)
- 丁寧な字で読みやすく書く
- 写真は専門の写真館で撮影したものを使用する
履歴書は、あなたという人間を伝える重要な書類です。時間をかけて丁寧に作成し、第三者のチェックも受けると良いでしょう。また、完成した履歴書の内容は必ず覚えておき、面接でもスムーズに答えられるよう準備しておくことが大切です。
マッチング完全対策パックでは、履歴書作成のテンプレートや自己分析ワークシートなど、効率的に準備を進めるための資料を多数ご用意しています。マッチング対策を万全にしたい方は、ぜひご活用ください。
よくある質問とその回答
Q1: 志望動機で差別化するには具体的にどうすればいいですか?
A1: 差別化するには、以下の3つのポイントを押さえましょう:
- その病院だけの特徴(プログラム内容、症例数、指導体制など)を具体的に挙げる
- 見学時の体験や感想を盛り込む(「見学時に○○を見て感銘を受けました」など)
- あなた自身の経験や価値観と結びつける(「私の○○という経験から、貴院の△△という特徴に強く惹かれました」など)
一般的な表現や他の病院にも当てはまる内容は避け、「この病院」と「あなた」の接点を明確に示すことが重要です。
Q2: 履歴書の字が下手で不安です。どうすればいいですか?
A2: 字が下手でも、丁寧に書けば問題ありません。以下の工夫を試してみてください:
- 下書きをしてから清書する
- マス目のある原稿用紙で練習する
- 鉛筆で薄く線を引いて文字の大きさを揃える
- 時間に余裕を持って書く(焦ると字が乱れます)
どうしても不安な場合は、パソコンで作成できる履歴書用紙も市販されています。ただし、手書きの方が誠意が伝わりやすいとされているため、可能であれば手書きをおすすめします。
Q3: 留年していますが、履歴書で触れるべきですか?
A3: はい、正直に記載しましょう。隠しても成績証明書などから必ず分かります。重要なのは事実を隠すことではなく、その経験からどう成長したかを伝えることです。自己PR欄や面接で「留年を機に学習方法を見直し、その後の成績が向上した」など、前向きに伝えられるよう準備しておきましょう。
Q4: 履歴書の提出後、内容を変更したくなった場合はどうすればいいですか?
A4: 基本的には一度提出した履歴書の内容変更はできません。ただし、連絡先の変更など重要な変更がある場合は、病院に連絡して対応を相談しましょう。志望動機や自己PRの内容変更は難しいため、提出前に十分検討することが大切です。
Q5: 複数の病院に応募する場合、履歴書の内容はそれぞれ変えるべきですか?
A5: はい、特に志望動機は病院ごとに変えるべきです。各病院の特徴を踏まえた志望動機を書かなければ、「コピペした」と思われる可能性があります。自己PRは基本線を保ちつつ、病院の求める人材像に合わせて強調するポイントを変えると良いでしょう。
あなたの貴重な時間を最大限に活かし、効率よくマッチング対策を進められるよう、「マッチング完全対策パック」をご用意しています。履歴書作成から面接対策まで、マッチングを成功させるためのすべてのツールが揃っていますので、ぜひご活用ください!